2次元

オリジナル女子プロレス小説「メグミVSヒナ」Part1

 

ナッツが主食です。
以前リリースした被虐のプロレスリングのスピンオフ小説(書きかけ)がメモ帳アプリの中に眠ってたので供養の意味も込めてアップします。

被虐のプロレスリング

内容は本編のプロローグ部分で行われる主人公VSランキング1位の試合となりますので、若干本編の前日譚的な意味合いが強いです。
今回は試しにランキング1位であるメグミさんの一人称視点で作ってみました。

約2,500文字なので読了時間は約5分です。

 

女子プロレス小説「メグミVSヒナ」Part1

——20☓☓年9月28日 地下女子格闘技団体「Underground Beauty Colosseum」専用リング——

「本日のメインイベント、UBCプロレスランキング第1位決定戦を行います。まずは青コーナー、159センチ49キログラム。逆転の巨乳ファイターや絞殺姫と呼ばれ今一番勢いのあるレスラー。UBCプロレスランキング第3位のヒナ選手~~~!!」

実況の声に合わせて会場内に声援が沸き起こる。
やや幼さを残してはいるが整った顔立ちにGカップの巨乳、それに毎回ボコボコにされてからの逆転という派手なファイトスタイル。
人気の出る要素を全て兼ね備えたその女は、デビューしてからまだ半年程度なのにも関わらず既に人気だけで言えば私を追い抜きそうな勢いだ。

明るい茶髪のショートボブを揺らし、ご自慢の巨乳ををお決まりの赤ビキニで包み込んだ対戦相手の女が、観客に手を振りながらゆっくりとリングインしていく。

「対する赤コーナー、160センチ50キログラム。機械仕掛けの戦女神(ヴァルキリー)。胸の大きさでは負けているがプロレスの実力では負けてない!! 果たしてヒナ選手の連勝街道を止められるのか!? UBCプロレスランキング第1位のメグミ選手!!」

UBCプロレスランキング第1位である私はいつもの青いビキニでその決して豊満とはいえない胸を包んでいた。
あいつの胸が大きすぎるだけで私だって普通程度にはあるはず、だと信じたい・・・。
自慢ではないが関節技のスペシャリストであり、その正確無比な技のキレから機械仕掛けの戦女神と呼ばれている。
持ち前のクールな見た目と性格が相まって、特定の層から圧倒的な人気を誇っていた。

(胸の話は余計なのよ・・・)
実況からの思わぬ発言に内心で少し毒づくものの、コンディションの調整が上手く行った事もあり全身に自信が漲っている。
私はそのまま黒い長髪を優雅になびかせてリングの中に入っていく。

私達が所属している非合法の地下女子格闘技団体「Underground Beauty Colosseum」—通称UBC—では、選び抜かれた強く美しい女達による熾烈な闘いが日夜繰り広げられていた。
試合形式はボクシング・プロレス・MMA・レズバトルなど様々だが、表舞台ではあり得ない金額のファイトマネーを目当てに参戦する女は後を絶たない。もちろん私もそのファイトマネーに釣られて入ったクチだ。

 

リング中央でレフェリーから試合の注意事項の説明がなされる最中、対戦相手の巨乳女が話しかけてきた。

「メグミさん、今日はよろしくね!!」
明るく挨拶をしてはいるものの、その視線は何故か私の胸に向けられている。

少しイラついてしまったので、苛立ちを隠さずに言葉を返していく。
「何あんた・・・。試合前にいい度胸してるわね。」

「ふふっ。可哀想な胸しかない貴女には負ける気がしませんので、ちゃっちゃと試合を始めましょうか。」

賭けのオッズが示す通り、今回のマッチは下馬評では私の方が有利と言われている。
向こうに余程の隠し玉でも無い限り、言葉通りの自信があるとは到底思えない。
恐らくこちらの平常心を乱す挑発が半分、ファンサービスが半分の発言であろうと推測した私は特に動揺することもなく挑発を返していく。
「いいわ。今日はその調子に乗った胸を叩き潰してあげるから、覚悟しなさい。」

 

 

カーン!!
試合の始まりを告げるゴングが熱気に包まれた場内に鳴り響いた。
リング中央に相対するは互いに見劣りしない美女二人。

「まずはこれからいきましょうか。まさか怖いとか言わないわよね?」
そう言ってヒナが手を掲げ、力比べの体勢に持ち込もうと提案してくる。
「いいわよ、来なさい。」
ノータイムでその申し出に応じた私は、手四つの体制に持っていき全力で力を込めていく。

(・・・なにこれっ・・・強っ・・・・・・・)
身長体重ともに差がないはずなのに、向こうのパワーに圧倒されて徐々に押し込められてしまっている。

「ふふっ・・・どうやら私の方が力は上みたいです・・・ねっ!!」
巨乳女が自慢げにつぶやくと同時に、手4つに組んでいた両腕を捻りあげようとしてくる。

「あっ・・・いたっ!!」
力負けしていて抵抗出来ない私は、そのままあっさりと腕を捻られてしまった。
痛みで無意識に声が漏れてしまう。

「お次はこれよ!!」
腕の痛みで怯んだ隙に、巨乳女は手を離して横に回り込んできた。

不覚にもそのまま頭を脇に抱えられ強烈な力で締め上げられてしまう!!

「っっ~~~~~~~~!!」
ミシミシと悲鳴を上げる頭蓋骨の痛みが私を襲う。
正直かなり苦しいけれど何とか耐えていく。

「ここでヒナ選手ヘッドロック~~!! メグミ序盤から苦しそうですが大丈夫か~~!?」

「私のGカップ、た~~っぷり味わって下さいねっ!!」
こちらを小馬鹿にした様な笑みで嬉しそうにそう囁いた直後、締め上げる力が更に強くなった。

(あっ・・・が・・・こいつ・・・わざと胸を・・・・・くそっ!!)
巨乳を押し付けて悦に浸られているという事実が悔しくて、私はせめて声だけは出すまいと痛みに堪えて必死に抵抗する。

————–が、

「あ・・・あっ・・・あああぁぁ~~~~~~~~!!」
その努力も虚しく、痛みに耐えきれずに口から情けない声が漏れてしまう。

「やっと素直に可愛い声をあげてくれましたね。もっと叫んでも良いんですよ!! ほらほら!!!」
ランキング1位である私の悲鳴を聞いて優越感に浸っているのか、楽しげな巨乳女の声が耳に届く。

「あぁ・・・・くうぅっっ・・・・・!!」
試合直後からあの巨乳女のパワーに圧倒されてしまった私は、悔しさを押し殺してただ耐える事しか出来ずにいた。

ドスッ!!

「はぁ・・・はぁ・・・」
60秒以上かけてたっぷりと絞め上げられたヘッドロックから解放された私は、そのままリングに片膝をついてしまう。

「あはっ、可愛い♪・・・これからもぉ~っと可愛がってあげますからね、メグミ先輩♡」
余裕たっぷりに戯言を言い放つ巨乳女がムカついたので、私は殺意を込めて相手の整った顔を睨みつけた。

 

 

さいごに

Part2は下記からどうぞ。

オリジナル女子プロレス小説「メグミVSヒナ」Part2 ナッツが主食です。 以前リリースした被虐のプロレスリングのスピンオフ小説(書きかけ)がメモ帳アプリの中に眠ってたので供養の意味...

 

体験版にこの試合の終盤部分が収録されておりますので、宜しければ体験版だけでも見ていって下さい!!

被虐のプロレスリング
被虐のプロレスリング

 

他にも女子格闘系のオリジナル小説を書いていますので、もし宜しければそちらも合わせて是非!!

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